2方向支持天井落下防止柵
国土交通省新技術提供システムNETIS登録製品(NETIS番号 KT-230161)
おちないネット

天井下にネットを設置し、地震や老朽化による天井落下、崩壊に備えます。
既存天井を解体することなく低コストかつ短工期での改修工事が可能となり、建築基準法施工令の定める「既存天井の落下防止措置」に該当し、特定天井の対策としてご活用いただけます。

2方向のワイヤー支持に
より建物への負荷を減らす

建築の壁面部のみでなく中央部からも支持を取り、XYの2方向へワイヤーを張っていきます。
支持点を多く取ることにより天井が落下した時の衝撃を分散し、建物への負荷も軽減できます。
ホールなど形状が複雑な天井の場合でも、それに添ったネットの設置が可能となります。

それぞれの建物にあわせた
オリジナルクランプを作成

それぞれの建物にあわせたオリジナルクランプを作成
SAKクランプ(H形鋼用)

独自開発したSAKクランプはH形鋼を両側から包み込む構造で地震時の振動から生じるズレを防ぎます。
建物の躯体となる鋼管、溝形鋼、リップ溝形鋼など様々な形状、サイズに合わせた支持金物を設計、作成します。
中央部分で支持が取れるのも、それぞれの建物に合う金物作成が可能だからです。

  • 鋼管用
  • 鋼管傾斜用
  • 溝形鋼用
  • リップ溝形鋼用

独自のワイヤー取り付け
方法でダブルプロテクト

独自のワイヤー取り付け方法でダブルプロテクト

ジョイント部分に補助ワイヤーを設けることにより、万が一接続部のターンバックルが破断した場合でもテンションを保てるように備えます。
この独自のワイヤー取り付け工法であるWジョイントワイヤー工法(特許第6928383号)で支持点ごとに取り付けることにより、一部が破断してもその破損が全体に及ぶことなく限定的に留めることができます。

色と各目サイズが
選べる防炎ネット

色と各目サイズが選べる防炎ネット

防炎性能を持つネットの標準サイズは40mm角。
天井に馴染みやすく目立ちにくいホワイトとグレーの2色をご用意しております。
また、グレーの場合は25mm角もできます。
独自の対候剤により紫外線を吸収し、耐摩擦性能にも優れており、屋外での使用実績は10年以上になります。

国土交通省の計算手法に
基づく強度計算書

国土交通省の計算手法に基づく強度計算書
国土交通省による既存吊り天井落下防止措置設計の計算手法(設計例4)に基づき、崇城大学協力の基、実証実験及び数値解析を行い、独自の天井落下防護ネット柵強度計算マニュアルを作成しました。
建物ごとに予測する落下物の重量、天井からネットまでの距離、ワイヤーのピッチ等を落とし込んだ強度計算書を提出します。

一般工法(国土交通省による
既存吊り天井落下防止措置設計)

との比較

一般工法 おちないネット
支持位置 端部のみ
(全体の支持位置が少ない)
端部と中央部
(全体の支持位置が多い)
ワイヤーの張り方 1方向(X方向のみ)
長いスパンをワイヤー1本で設置
2方向(XY方向)
支持位置ごとにスパンを区切り設置
ワイヤーのサイズ
(直径)
約Φ20mm Φ6mm
ワイヤーのたわみ 支持のスパンが長いため、たわみが大きい 支持のスパンが短く、ターンバックで張り調整ができるため、たわみが小さい
(ワイヤー支持スパンにおいて1/100程度)
照明による影響 ワイヤーが太いため、影が目立つなど影響が大きい ワイヤーが細いため、影の影響が小さい
天井の形状に合わせた
ネット設置方法
複雑な天井の形状に合わせたネット設置は困難 天井の形状に合わせたネット設置が可能
(ホール照明室前面の完全開口等も可能)
破断時の想定 支持位置のどちらかが破断すると全てが破断、脱落する 支持位置ごとに補助ワイヤーを設け、全面脱落を回避できるよう二重構造を採用
既存躯体への負担 支持材、ワイヤー等が大きく、既存躯体への負担が大きい
(躯体への負担の構造計算が必要な場合あり)
支持材、ワイヤー等が小さく、支持位置の分散化により、既存躯体への負担が小さい
施工性・安全性 支持材、ワイヤー等が大きく重いため、施行時の安全性に注意 支持材、ワイヤー等が小さく軽量なため、施工性が高い
メンテナンス性 一区画が大きいため、ネットの取り替えが大規模になる 一区画が小さいため、部分的なネットの取り替えが可能
ネットのカラー 主にブラック、シルバー、グリーン ホワイト(特注オリジナル色)
グレー(シルバー)
強度計算の方法 既存吊り天井落下防止措置 設計例4 オリジナルの強度計算マニュアルを作成
(崇城大学 東 康二 工学博士監修)
衝撃荷重の算定方法 天井からネットまでの距離は考慮せず、設計荷重に定数を掛けた方式にて算定
方式:F=3.3(Wd+W1d)
天井からネットまでの距離と、想定落下物の重量等で算定
方式:F=mV/t
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